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放置ホームページの危険性 PHPバージョン確認は今すぐ必要?

10月25日
読了時間: 5分

更新日:6 日前

ホームページは、公開した瞬間に終わりではありません。

何年も前に作ったままのサイトは、見た目が普通でも、裏側の仕組みが古くなっていることがあります。

特に注意したいのが、Webサイトを動かすプログラムである PHP です。


PHPのバージョンが古いまま放置されていると、サイト改ざん、情報漏えい、迷惑メール送信、ウイルス拡散の踏み台化などにつながる恐れがあります。自社だけの問題で済まず、取引先や顧客に被害を広げる可能性もあります。


クローズアップで写した古い南京錠が店舗のガラス扉に掛かっています
見た目は営業中でも、カギが壊れていれば危険

30秒でわかる要点

  • 何年も前に作ったホームページは、裏側のPHPが古くなっている可能性があります。

  • 古いPHPはサポートが切れると、脆弱性が見つかっても修正されません。

  • 安易に更新するとサイトが真っ白になることがあり、放置されがちです。

  • 放置すると、ハッカーの侵入口や攻撃の踏み台になる恐れがあります。

  • 今すぐできる対策は、制作会社や担当者に PHPのバージョン確認 を依頼することです。


PHPはホームページの裏側で動くエンジンです

PHPと聞くと、専門的で自分には関係ないと感じるかもしれません。けれど、多くの企業サイトに深く関わっています。

たとえば、次のような機能はPHPで動いていることがよくあります。


  • お問い合わせフォーム

  • WordPressの投稿や管理画面

  • ログイン機能

  • 予約フォーム

  • 会員ページ

  • 商品情報やお知らせの表示


HTMLだけのページは、紙のチラシに近いものです。誰が見ても同じ内容を表示します。

一方でPHPは、入力された内容を処理したり、データを読み込んだり、管理画面を動かしたりします。

つまり、ホームページの「裏側のエンジン」です。

エンジンが古くなれば、車と同じように故障や事故のリスクが高まります。

古いPHPには安全の賞味期限があります

スマートフォンにはOSのアップデートがあります。パソコンにも更新プログラムがあります。PHPも同じです。


PHPにはバージョンがあり、一定期間が過ぎると公式なサポートが終了します。サポートが終わったPHPでは、新しい脆弱性が見つかっても、原則として修正プログラムは提供されません。

これは、壊れたカギを交換せずに使い続けるようなものです。


攻撃者から見ると、古いPHPで動くサイトは狙いやすい対象です。弱点が知られていて、しかも直されていない可能性が高いからです。

特にWordPressを使っているサイトでは、PHP本体だけでなく、テーマやプラグインとの組み合わせも関係します。どれか一つが古いだけでも、攻撃の入口になることがあります。


なぜ危険だと分かっていても放置されるのか

理由は単純です。更新が怖いからです。

古いPHPに合わせて作られたホームページは、新しいPHPに切り替えた瞬間に動かなくなることがあります。

よくあるのが、次のようなトラブルです。


  • トップページが真っ白になる

  • お問い合わせフォームが送信できない

  • 管理画面に入れない

  • レイアウトが崩れる

  • 古いプラグインがエラーを出す


制作当時のまま何年も手を入れていないサイトほど、このリスクは高くなります。

そのため、担当者はこう考えがちです。

「今は表示されているから、触らないほうがいい」

「更新して壊れたら責任を取れない」

「制作会社に聞いたら大きな改修費がかかりそう」


この結果、誰も触れない「塩漬けサイト」が生まれます。見た目は動いていても、

裏側では危険が積み上がっている状態です。


ローアングルで写した古いサーバー機器に黄色い警告札が付いています
古い仕組みをそのまま使い続けるほど、リスクは見えにくくなる

放置ホームページは自社だけの問題ではありません

ホームページが攻撃されると、被害は自社のサイト停止だけでは終わりません。


たとえば、サイトを改ざんされると、訪問者を偽サイトへ誘導されることがあります。お問い合わせフォームを悪用されると、迷惑メールの送信元にされることもあります。サーバーに不正なプログラムを置かれ、別の会社への攻撃に使われるケースもあります。

つまり、被害者であると同時に、知らないうちに加害者側に回ってしまう可能性があります。


取引先から見れば、「セキュリティ管理ができていない会社」と受け止められても不思議ではありません。

信用は、技術的なミスよりも早く傷つきます。


今すぐ送るべき確認メール

難しい作業から始める必要はありません。まずは、現在の状態を知ることです。

制作会社、保守会社、レンタルサーバーの管理者、社内のIT担当者に、次のように聞いてください。

うちのホームページが動いているサーバーのPHPのバージョンは、現在いくつですか。サポート中の安全なバージョンでしょうか。


返答で次のような内容が出たら、注意が必要です。


  • PHP 7.4のままです

  • 古いバージョンで固定しています

  • 更新すると不具合が出る可能性があります

  • 確認したことがありません

  • 保守契約の範囲外です


この時点で、すぐに更新ボタンを押す必要はありません。むしろ、いきなり本番環境で更新するのは危険です。

安全に進めるなら、バックアップを取り、テスト環境で確認し、古いテーマやプラグインの修正を行ってから切り替えます。


ホームページは建てて終わりの家ではありません

ホームページは、パンフレットのように一度作って終わりではありません。インターネットに公開している以上、常に外部からアクセスされています。


見た目が変わっていなくても、周囲の環境は変わります。PHPのサポート期限、WordPressの更新、プラグインの脆弱性、サーバー仕様の変更。放置すればするほど、後から直す負担は大きくなります。


まずは今日、PHPのバージョンを確認してください。

もし安全な状態か分からないなら、その時点で点検の価値があります。信用を失う前に、ホームページのカギが壊れていないか確かめることが、いちばん現実的な自衛策です。


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